今回のメインはベーコンエッグ!具材はお好きなもので、試してみてください♪ ハンバーガー用のパンが手に入らないときは、食パンやコッペパンでも大丈夫です。
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今回のメインはベーコンエッグ!具材はお好きなもので、試してみてください♪ ハンバーガー用のパンが手に入らないときは、食パンやコッペパンでも大丈夫です。
パパ料理研究家
滝村雅晴さん
2023年01月31日 13時10分更新
文● ASCII
ドミノ・ピザは、世界中のあらゆるバーガー店のクーポン(有効期限切れ・有効期限内、紙・デジタル問わず)の提示で「バーガーピザ」全品がデリバリー33%オフとなる「バーガークーポン割」を2月12日まで開催中です。
場所、有効期限、内容に関わらず、世界中のあらゆるバーガー店のクーポンを提示すると、デリバリー限定でバーガーピザが全品33%オフになります。バーガーピザのデリバリーを注文し、クーポン番号「613481」を伝え、バーガークーポンをピザ配達時に提示することで割引が受けられます。対象商品はバーガーピザ全種。バーガーのクーポンは見せるだけでOKで、回収はしないので、有効期限内であればまた使えます。
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今年のバレンタインはチョコ以外をあの人へ。「センスある ... ISUTAハンバーガーチェーン「マクドナルド」(代表:日色保)から2月1日、アジアンテイストの新作バーガー3種が登場。同店初の『アジアンフェア』となるが、ネットでは賛否の声が上がっているようだ。
新メニューの「油淋鶏チキン」(440円〜)は、醤油・ごま・しょうがを効かせた酸味のあるソースと、トマトやシャキシャキレタス、チキンパティがマッチしたさっぱりとした一品。
そのほか、唐辛子入りの甘辛ソースとレモンソース、ザクザクのえびカツをサンドした「スイートチリシュリンプ」(450円〜)、ピリ辛な担々マヨソースとビーフパティ、卵、チーズなどを挟んだ「担々ダブルビーフ」(490円〜)も登場し、3種すべて白ごま&黒ごまをトッピングした新作バンズとなっている。
今回、同店初の『アジアンフェア』ということでスパイシーなラインアップになっており、「 スイートチリシュリンプ 」「 担々ダブルビーフ 」については公式サイトに「辛味が苦手な方はご注意ください」との表記が。SNSでは、「すごいのきた」「油淋鶏は激アツ」「最近のマック限定やるじゃん」と喜びの声が上がる一方、「新作ほぼ辛いって・・・」「1番食べたいやつに限って辛いやつ」「3つ中2つも辛いんか・・・」と意見が分かれているようだ。
販売期間は2月1日〜3月上旬、朝10時30分〜閉店まで(24時間営業店舗では翌朝4時59分まで)。一部を除く全国の店舗にて。
バーガーキングの「ダブルチキン・ゲレンデ」単品1570円、セット1870円
目を見張るサイズの新作「チーズバーガー・ゲレンデ」が、ハンバーガーチェーン「バーガーキング」(代表:野村一裕)から3種登場。1月27日より期間・数量限定で販売される。
新作が発表されるたび、インパクト大な見た目やサイズ感で話題となる「バーガーキング」。2023年最初のメニューは、ゴーダチーズスライス6枚とたっぷりのホワイトチーズソースで仕上げられ、同社が「チーズバーガー界を見おろすデカさ」と自負するチーズバーガーだ。
またパティもチーズのボリュームに負けじと豪華で、ビーフパティ3枚の「トリプルビーフ・ゲレンデ」(1890円)、ビーフパティと巨大鶏むね肉のチキンパティの「チキン&ビーフ・ゲレンデ」(1570円)、巨大チキンパティを2枚重ねた「ダブルチキン・ゲレンデ」(1570円)の3種がスタンバイ。
まろやかな味わいのゴーダチーズスライスに、パルメザンとカマンベールチーズを合わせたたっぷりのホワイトチーズソースが合わさり、同社は「見た目からは想像できないマイルドで食べ飽きないおいしさです」という。
いずれもフレンチフライMとドリンクMのセットメニュー(300円増)あり。1月27日から一部を除く全国の店舗で扱われ、売れ切れ次第販売終了。
2023/01/28 8:00
肝臓に脂肪がたまると本来の働きができず、太りやすく、疲れやすくなります。これが“脂肪肝”という病気です(写真:なないろひまわり/PIXTA)
長野県佐久市立国保浅間総合病院「スマート外来」では、患者の8割が3カ月で約5kgの減量と、脂肪肝の改善に成功しています。患者さんの成功事例を参考に、肝臓から脂肪を落とす食事の実践的な取り組み方を紹介します。
「食べる量を減らしているのに、やせない……」と、お悩みの方へ。もしかしたら“肝臓にたまった脂肪”のせいで、肝臓が十分に働いていないのが原因かもしれません。肝臓は食べ物を体のあらゆる部位で必要な形に変化させる(=代謝を司る)、人体最大の臓器。肝臓に脂肪がたまると本来の働きができず、太りやすく、疲れやすくなります。これが“脂肪肝”という病気です。
脂肪肝の正式な病名は、「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」といいます。飲酒習慣がないのに肝細胞に脂肪がたまる病気で、現在、日本では成人の約3人に1人、2300万人以上が罹患しています。そして、今のところ脂肪肝を治す特効薬はないのです。
でも、治らないと諦める必要はありません。科学的に証明された改善法があります。
ーーその方法が“肝臓をいたわる食事”です。
実際に食事の改善で減量に成功し、脂肪肝を克服した患者さんのケースを元に食事法をご紹介しましょう。
飲酒はしないけれど、甘いものが大好きなKさん(女性・当時58歳)は、幼少期からずっとぽっちゃり体型だったそうです。しかし50代後半になって、食事量は変えていないのに1カ月に1㎏ずつ増える事態に……。不安になってかかりつけ医を受診すると、ヘモグロビンA1cを含む血糖値が高く「糖尿病」との診断を受けました。そして、足を運んでくださったのが当院の「スマート外来」で、脂肪肝からの脂肪肝炎(NASH)を発症していることも見てとれました。
バーガーキング(ビーケージャパンホールディングス)は、直火焼き100%のビーフパティと、巨大鶏むね1枚肉のサクサクなチキンパティを使用したチーズバーガー「トリプルビーフ・ゲレンデ」「チキン&ビーフ・ゲレンデ」「ダブルチキン・ゲレンデ」を1月27日に発売する。
2023年最初の期間限定商品として、サイズも味も別格の商品が登場。「ゲレンデ」の名のとおり、雪を彷彿とさせるたっぷりのホワイトチーズソースとゴーダチーズスライスを6枚で仕上げた。
価格: 単品 1890円、セット 2190円
内容: 直火焼きの100%ビーフパティ3枚に、シャキシャキのオニオンと味のアクセントのピクルス、まろやかな味わいのゴーダチーズスライスを6枚重ねた。パルメザンチーズとカマンベールチーズを合わせたたっぷりのホワイトチーズソースで仕上げ、インパクトのある見た目からは想像できない、マイルドで食べ飽きない美味しさ
価格: 単品 1570円、セット 1870円
内容: 直火焼きの100%ビーフパティに、約185gの巨大鶏むね1枚肉を使用したジューシーでサクサクなチキンパティを豪快に重ねたダブルミートパティ。贅沢に6枚重ねたゴーダチーズスライス、たっぷりのホワイトチーズソースとの相性が抜群で、ビーフとチキンが1度に楽しめる
バーガーキングを運営するビーケージャパンホールディングスは、1〜2月に東京・巣鴨、兵庫・甲子園、愛知・名古屋栄エリアを含む5店舗をオープンすると発表した。バーガーキングの国内の店舗数は185店舗となる。
アクセスの良い駅前や大型のショッピングセンター内に出店することで、通勤・通学の行き帰りや、買い物中の休憩、食事での利用を見込む。
1月に東京都豊島区「バーガーキング 巣鴨駅前店」、兵庫県宝塚市「バーガーキング ダイエー宝塚中山店」、兵庫県西宮市「バーガーキング コロワ甲子園店」、2月に愛知県尾張旭市「バーガーキング 本地ヶ原店」、愛知県名古屋市「バーガーキング 栄広小路店」を開業する。
同社は未進出エリアを含む全国での新規出店を強化している。2022年は計35店舗を新規出店。23年も積極的な新規出店を計画中だという。
わたしの地元、長崎県佐世保市の名物の1つ佐世保バーガー。かつて米軍からレシピが伝えられたとされ、現在では老舗から新店まで個性豊かな20以上の店舗がある。
そのなかでも草分け的存在として知られるのがブルースカイ。創業70年を迎える老舗だ。夜営業のため飲み会帰りの客も多く、“〆グルメはハンバーガー”という嘘のようなまことの話を生み出したお店でもある。
周囲の地元人からは「小さい頃、親がお土産に買ってきてくれた」とその味に親しむ声に加え、バーガーの持ち方ルールがあるなどのちょっぴりドキッとするエピソードもたびたび耳にしていた。
その話を確かめるべく、以前常連だった父を連れ、わたしは昨年ブルースカイデビューを果たしたのである(「佐世保ハンバーガー日記 ブルースカイ編」)。
なるほど、話に聞いていた通りだった。“観光客向けにすっかりブランド化した佐世保バーガー”然としないクールな空間にしびれてしまった。
もっとお店のことを知りたいと思い、ふたたび、どきどきしながら扉を開けた。
客はまだわたしだけのようだ。
前回訪れてから一年以上が経っているうえ、常連でもないのに失礼かなともやもや考えていたけれど、扉を開ける手は我ながら堂々としたものだった。
慣れたようにササっとカウンターの奥に座る。テレビからはお笑い芸人たちの賑やかな声が流れているが、店の肌触りはしんとしている。緊張が遅れてやってきた。
――昨年の春ごろに、父と一緒にお邪魔したのですが、覚えてらっしゃいますか。
ママ「はい、覚えてますよ。……で?食べてくの。持って帰るの。」
――おっ、はい、食べていきます。ベーコンチーズエッグバーガーで。
覚えてくれたことに感動した矢先の質問でドキッとした。
父オススメのチーズエッグバーガーをオーダーしようとしていたのに、うっかりベーコンをつけてしまった。思いがけず豪華になったが良しとする。
ママはオーダーを受けてすぐに鉄板に火をつけ、換気扇を回した。ゴォォと唸る音が、沈黙を和らげてくれた。
ジュージュー、カチャカチャと食材が焼ける音と調理器具の音が鳴り響き、店内が一気に賑やかになる。おいしそうな香りがわたしの胃袋を存分に刺激した。
ママはお皿をカウンターに置き、焼いたバンズ、パティと野菜をスピーディーに重ねていく。ペッパーと塩、ソースを軽やかに振りかけ、最後にまたバンズで蓋をした。
どうぞ、とわたしの目の前にバーガーが差し出される。と同時に、箱ティッシュも置かれる。
しかし大丈夫、今回はティッシュのお世話にはならない。ブルースカイ流・ハンバーガーの持ち方は、一度レクチャーを受けたのでばっちりだ。
「いただきます!」と、今度は自信たっぷりに、親指を一番上のバンズに乗せてくるっと持ち上げた。隙間なく、指でがっちりと、具材が落ちないように支えながらガブリと豪快にかぶりつく。
塩がぴりりと効いたパティと、こぼれんばかりの厚切りトマトの酸味、わが道をゆく生玉ねぎが口の中で「What’s up?」している。
やっぱり、アメリカンが突き抜けている味だなとしみじみ噛みしめた。
食事も落ち着いた頃、わたしは自費制作した本をママに渡した。これまで佐世保について執筆した記事をまとめたもので、父とのブルースカイ来店のことも許可をいただき収録してある。
その流れで、「よろしければ今回、改めて取材させてくれませんか」と尋ねた。完全に勢い。ダメ元である。
しかし、ママの答えはイエスだった。営業時間中に、聞けるタイミングでどうぞとのことだった。
まさかOKをもらえるなんて思ってもいなかったから、一瞬言葉を失ってしまった。
歓びの震えがやってきたその瞬間、2つある店の扉が同時に開いた。「こんばんは!入れます?」とサラリーマンのおじさまたちが顔を覗かせる。
カウンターが一気に埋まりそうだったので、わたしは立ち上がり宇土さんにお会計を促した。
すると小声で「今日の分はいいよ」と言われた。そして、わたしの本をちらっとカウンターから覗かせて、「本のお礼」とほぼ口パクで囁いた。
ありがとうございます、とわたしは大きな口パクで伝え、カウンターにどやどやと座るおじさまたちにぶつからないように直角にお辞儀をして店を出た。
日を改めて店にやってきた。そこでようやく、ママのお名前が宇土さんであることを知る。
ブルースカイの前身は電機屋。経営が傾いたタイミングで、外国人向けの店を出そうと思い立ったらしい。
宇土さん(以下:宇土)「私の父の兄が米軍基地に勤めていたので、米軍基地のバーガーは何度か見たことがあったんでしょうね。初めは見よう見まねで作り始めてお店を出して、お客さんとして来てくれた米軍の将校さんとお友達になってね。彼からレシピを学んで、何度も試作を重ねて、日本人の好みにも合うようアレンジしたのが今のこの店の味です。」
昭和28年の創業から、メニューはほぼ変えていないという。なお、バーガーの持ち方も初代の案で、お客さんが最後までおいしく食べられるようにとの思いが込められている。
――どれも初代である宇土さんのお父さんが考案されたメニューなんですね。お店を受け継がれてからは、どれぐらいになりますか。
宇土「店を始めてから30年ほどで父が亡くなって。本当に急だった。そこから迷わず店を継いで40年。年齢も、店の年数もすっかり父を追い越しましたね。ただただ、大切に父の味を作り続けているだけですよ。」
学生の頃から、宇土さんもお店の手伝いでカウンターに入り、父親の背中を見てバーガー作りを覚えていった。夜営業とはいえ市内外からの客は途切れず、目の回るような忙しさに体調を崩すこともあったそうだ。
わたしがこの日オーダーしたのは、バーガーに次ぐ人気を誇るグリルチーズサンド。鉄板でこんがり焼いたトーストで濃厚チェダーチーズを挟んだ一品で、あのダチョウ倶楽部の寺門ジモンも愛したという。
宇土「TV収録のついででしょうね。『ママ!あれちょうだい!』って、ときどき来てくださってました。」
TV取材をきっかけに、全国のメディア関係者もたびたび訪れるようになったそうだ。
外国人、とりわけ、佐世保在住の米海軍関係者(ネイビー)にもファンが多く、この日わたしの隣に座った体格の良すぎるナイスガイは「I'm lovin it.」と4つオーダーし、うち2つをテイクアウトしていた。そんな算数の教科書のような場面に出くわすとは。
バーガーより比較的早く登場してきたそれは、ホットサンドの佇まい。
一口かじれば、ザクザクのパンからジュワッとコクのあるバターが染み出し、チェダーチーズの酸味とマッチ。塩味のバランスがこれまたいい感じで、ペロッと食べられるのだ。
宇土「わたしも好きなのよ。仕事帰りに、焼いて持って帰る。ハムを挟むともっとおいしい。」
――えっ!ハム、挟んでいいんですか!
興奮でちょっと声がでかくなった。そんなカスタマイズができたとは!
ある日何気なく挟んでみたら美味しかったそうだ。それは間違いない。仕事で疲れた体にさぞ染み渡っていることだろう。食べてほっこりしている宇土さんの姿を想像してしまった。
なお、これは裏メニューとして存在。グリルチーズサンド注文時に申し出ればハムを入れてもらえる。ちょっぴり贅沢な、ご褒美気分の味だ。もっとホクホクしたい人はベーコンを入れてみるのもおすすめだ。
――やっぱりご自身でも食べるんですね。おいしいですもんね。
宇土「家族や友達にもよく作るよ。今度、自粛期間中で塞ぎがちな友達に、焼きたてバーガーの差し入れ持って行くつもり。」
――そんなことしてくれるお友達は、相手にどう思われようとわたし一生大事にしますよ。
――このお店って、“佐世保バーガーの草分け的存在”と呼ばれてますよね。
宇土「……」
――あ、すみません。
宇土「米軍さん向けのお店を営業するときには、市役所の認可に加え、A級社交場組合という米軍基地の認可も必要だったんです。これがないお店では飲食してはいけないって、佐世保米軍基地内での決まりがあった。当時、それがあったバーガー店はうちだけ。だから、うちが一番最初なんだけど、別にそこは重要じゃなくて。……味で勝負しなさいよって思うのよね。味で。」
――……いろいろあったんですね。米軍基地の認可って、どんな内容だったんですか。
宇土「とにかく衛生面を厳しく審査していました。窓枠から床の隅々まできっちり毎日掃除しないといけない。抜き打ちチェックもあって、少しでも引っかかると営業停止。オープンして少し経った頃かな。うちも一回引っかかったことがある。」
――え!営業停止。
宇土「1週間くらい。その時は従業員さんがいて、うちの2階で住み込みで働いていたんだけど、彼が飼っていた猫が、このカウンターの隅に置いていたラジオの上に座っていたのよね。抜き打ちチェックのときに。でもナゼか気付かれなくて、承認のサインを押すタイミングで書類の上にニャ~ンって飛び降りてきちゃったの。それで停止。」
宇土さんも動物が好きだというから、猫による営業停止には驚いただろう。
常連の方から、愛犬を店に連れてきたとき宇土さんからベーコンをお裾分けしてもらったという話を聞いたし、愛猫を連れていったことのある人からは「あんなに笑った顔のママを見たのは初めて」と聞いた。“猫好きに悪い人はいない”と、わたしの辞書の1ページ目にも書いてある。
この日は初動が遅れて夜9時を過ぎていた。普段この時間は子どもと一緒に眠りについているので、とにかく眠い。
――毎日毎日、この時間から真夜中まで働いている宇土さんはすごいですね。
宇土「正直、体にもガタがきているよ。営業時間もはじめは夜7時から2時半ぐらいまでやっていたけど、徐々に2時まで、オープンは7時半、やがて8時と短くなっていった。大怪我したり、病気もしたけどなんとか続けてきた。」
聞くと、最近は1時半頃には店を閉め、4時頃に就寝。昼前ぐらいから活動を開始。仕込みなどは営業時間中に行う。昼間は買い物や健康維持のスイミングに行ったり、ときどき外食したり……といったルーティーンだ。
――何かモチベーションはあるんですか。
宇土「そんなものはないよ。ただ、淡々とこなすだけ。もちろん、良いお客さんとの会話は楽しいけどね。」
「その中にわたしは入ってますか?」という愚問が口から出かかった自分を心の中で張り倒し、話を続ける。
――わたしの知り合いにも、ブルースカイに親子や夫婦で通ってるお客さんがいます。愛されてるんですね。
宇土「それは有難いね。父はとても男らしい人だったから。マナーの悪いお客さんにはビシッと一言いったりね。ホントに、長く続けていると色んな人がいるものよ。私が女だからって、良い態度を取らない人もいた。父の手伝いでカウンターに入っていた時でもよ、信じられる?そんな時は、『なにくそ!』と思って、切り替えて、淡々と仕事をこなす。」
初代の父親から受け継いだものは店の味だけではなかった。夜の街で、たった一人商売をする強さも宇土さんは引き継いでいったのだろう。
まだまだこれからというタイミングで訪れた、あまりにも急すぎる父親との別れ。娘の宇土さんは父が遺した味を受け継ぐため迷わずカウンターに立ったのだ。
宇土「夜の街で、女手一つで商売するなら、シャキシャキ動かないとやっていけないんですよ。」
ブルースカイのクールな強さが、まさにその一言に集約されていた。百鬼夜行とまではいかないが、夜はほんとうに、色々なものが集まってくる。
アンラッキーが過ぎる場面に遭遇したときは、その後人気がないのを見計らって塩を撒くそうだ。気持ちを切替えるのに最適だという。わたしはシビれて「かーっ!」と膝を打った。
――では、今日はステーキサンドをください。
バーガー系のメニューで一番高いステーキサンドをオーダーした。
カウンターの上に皿が置かれ、バーガーと同じ要領で手早くトーストと具材が盛り付けられていく。焼かれた薄手のステーキが花びらのように敷かれたその瞬間、わたしは反射的にカメラを向けてしまった。
宇土「作っているところは、撮らないでください。」
宇土さんにぴしゃりと言われ、あ、はいっ!すみません!と手をカメラを持った手を引っ込める。すっかり気が大きくなっていた。マナー違反な自分を反省した。
盛り付けが終わり、目の前に皿が置かれる。あまりの美味しそうな風貌に、食べる前から脳みそが震えていた。
かぶりついて驚いた。お肉がとんでもなく柔らかい!そして脂がとろけていて旨みがすごいのだ。
長崎のブランド牛「長崎和牛」を使用しているとのことで、アメリカンなステーキを想像していたわたしにとっては、とても贅沢な一品となった。
これまた、バタートーストが他の具材を優しくまとめている。塩味が絶妙なのだ。体に電流を送ってくれる。
ときには、宇土さんが気持ちをリセットするために撒くこともある塩。その場面を想ったとき、味わいがより深くなったような気がした。
▼動画でもどうぞ
今日も、ネオン看板かがやくブルースカイへ行く。何度見ても良い看板だなと思う。
宇土「『ブルースカイ』の店名の由来?私は知らない。父の友人が付けてくれたとは聞いてますけどね。看板は、看板業だった叔父が作ってくれた。今のところまだ壊れてはないけど、私の周りでは直してくれる人がいないから、その時はどうしようかしら。」
手作りのフォントは宇土さんの叔父さんの字だった。
そんな叔父さん手作りの看板だけでなく、内装、果ては鉄板などの調理器具に至るまでが現役選手だ。昭和から平成、令和を全力で駆け抜けている。
寺門ジモンさんの著書『降臨!肉の神様(自称)疑う前に食べなさい』(Lightning books)に、ここの鉄板は創業当時から変わっていない。年数の分だけ味が染み込んでいるという旨の文章が書かれていて、時間は味に染み出てくるのだと実感する。
【BlueSky】と検索すると、空港にある別のお店の名前が一番上に出てくる。明るい青空ではなく、夜の深い藍空のもと営業しているのが、佐世保のブルースカイだ。
ふと、店のこれからについて尋ねる。
宇土「私の子どもが、『自分はどうしたら良い?』って聞いてくれたんだけど。この店を継ぐのは勧めたくなかった。とにかく大変だからね。だから、ブルースカイは私の代で終わるけど、これで良いと思ってるよ。」
志半ばで倒れた父親の味を守り続けてきた40年。この灯りは、わたしが生きているうちに消えてしまうのだろうか。
寂しいと思いつつ、目の前にあるバーガーをかじる。宇土さんの作るバーガーはとてもどっしりとしていて、おいしくて、とにかく今はうまいよなとホッとした。
噛みしめていると、家族の顔、父の顔がよぎった。
わたしの父は、いま就寝時間が夜の7時になっているそうだ。もう夜中まで元気に飲み歩ける年齢ではなくなった。なので、今度お土産に買って、実家に持って行ってあげよう。
また来ます。ネオンの灯りが佐世保の夜を照らしてくれているうちに。
【参考文献】
「降臨!肉の神様(自称)疑う前に食べなさい」寺門ジモン(Lightning books)
【取材協力】
ブルースカイ
長崎県佐世保市栄町4-3
20:00~1:30頃(2023年1月時点)
お忙しい中、取材にご協力いただきました宇土さん、本当に有難うございました。
これまでデイリーポータルZおよび自ブログで執筆してきた記事をまとめた自費制作本「佐世保の自由研究」まだまだ発売中です。
「どうすれば地元のことを愛せるか?」の命題のもと始めた気まま取材ですが、おもしろくてなかなかやめられません。
佐世保市内書店さま(金明堂書店、TSUTAYA)
にて絶賛お取り扱い中です!
わたしのSNSアカウントのDMからでも購入可能です。
シンカイオンラインショップでも近日お取り扱い予定……!
2023年夏にはvol.2も発行予定となっております。
どうぞ宜しくお願いします〜!
みなさん、こんにちは。前回は、ムスリム(イスラム教徒)御用達のハラルフードスーパーマーケット、埼玉県三郷市にある「ボンゴバザール」へ行ったお話をしましたが、新年早々爆買いスイッチオンで総額1万円以上購入してしまいました!
今回はその中から旅人がオススメする異国のハラルフードを5選、紹介したいと思います。
(※ハラルフードとは、イスラム教で食べることが許されている食材や調理法で作られた料理のこと。主に豚肉やアルコールは禁じられています)
まず私が絶対に買おうと決めていたのが、「デーツ」。アフリカや中東が原産地のナツメヤシという実のドライフルーツで、ねっとりとした羊羹のような食感と干し芋や黒糖のようなコクのある甘さが特徴的。"天然のキャンディ"なんて言われています。
ごぼうの1.3倍もの食物繊維を持ち、ミネラルも豊富。日本人には不足しがちなマグネシウムや二日酔いに効くナイアシンも含まれ、貧血やダイエットにも効果のあるスーパーフード! 古代から砂漠の民の栄養源とされており、クレオパトラも愛したそうですが、私も旅で出会ってからずっと愛してるよ!
デーツはイスラム教徒がラマダン(断食月)明けの栄養補給に最初に口にする食べ物とも言われます。私もアゼルバイジャンでラマダン体験中に我慢できずこっそり食べたり、ヨルダンのモスクでもらったものを、一粒一粒ありがたく食べたのを覚えています。
ちなみに、デーツはお好み焼きにかけるあのオタフクソースの原料にも使われているそうですが、オタフク、目のつけどころがグローバルです!
お次はお肉のコーナーから。ハラルフードといえば豚肉が禁止ですが、子羊や鹿、鴨などちょっと珍しいお肉が色々ありました。その中からギョッと二度見してしまったのは、真っ黒な肉の塊......。なんと烏骨鶏(うこっけい)の丸鶏!
中国では昔から霊鳥として扱われていた烏骨鶏。「不老不死の食材」と言われ、王侯貴族や女官が好んだ贅沢な食材でした。卵は週に1個程度しか産まず、栄養価も高く美味しいことから高価です。
「烏骨鶏の卵」は聞いたことがあったけど、まさか親鶏がこんな真っ黒だったなんて。そして気づいたら買い物カゴに! 料理のアイデアもないまま思わずグワシと掴んでいましたが、どうしようかこれ!? 薬膳スープかな.....。
各国の食材コーナーでは特にトルコ、ベトナム、タイなどアジアのものがピックアップされていました。実は今回バザールを訪れた一番のお目当てがこの中に。トルコの定番料理「ドルマ」に使う、「ブドウの葉の塩水漬け」です。
ドルマは「巻いたもの、詰めたもの」という意味で、米や肉などの具をキャベツやブドウの葉で包んだ料理。あるいは中をくりぬいたナス、パプリカなどに具を詰めたもの。
私はウズベキスタンで初めてブドウの葉で巻かれたドルマを食べ、すっかりお気に入り。ヨルダンでは親子がキッチンでドルマを作る姿が、日本の餃子作りのシーンによく似て微笑ましかったり。当コラムでもアゼルバイジャンで食べたピーマンの肉詰めタイプのレシピを紹介しました。
調味料コーナーからは、辛くて美味しいサンバルソース! インドネシアやマレーシアの料理に使われる唐辛子とニンニクをベースにした辛味調味料です。伝統的な料理やナシゴレン(焼き飯)、ミーゴレン(焼きそば)の調味料や、揚げ物や炒め物などに添えたり、つまりは何にでも合う!
辛さレベルは甘いものから激辛まであり、今回は基本の中辛「サンバルアスリ」をゲット。これ一本でお手軽にインドネシア気分が味わえます。
ちなみにサンバルの瓶や、合わせて購入したインスタントのミーゴレンの袋には、ハラル認証マークがしっかりとありました。インドネシアでは、食品については70%以上の人たちがハラル認証マークを意識しているそうです。
最後にスイーツ。トルコの伝統的なお菓子「バクラヴァ」を知っていますか? フィロという薄いパイ生地のようなものに刻んだクルミやピスタチオなどを挟み、ミルフィーユ状に何層にも重ね、澄ましバターたっぷりで焼き上げてシロップをかけたもの。
「甘い甘い、あま~い!」
激甘です。初めて食べた時は、一口かじるとジュワジュワ~とあふれ出すシロップに驚きましたが、飲酒がタブーの国では男性でも甘党の人が多く、皆平気で食べています。
しばらく中東を旅していたら私もいつの間にか慣れて、もはやご褒美おやつと化していました。スリにあって文無しになった後も、路上で見つけたバクラヴァをどうしても我慢できずに、ひとかけだけ買って大事に食べた思い出スイーツです。
ボンゴバザールでも迷わず購入。6個入りで1200円なので、まあまあ高級お菓子ですが、久々に何層ものフィロの食感とシロップの合わさったサクジュワの食感に感動!
近年、日本にもやっとトルコのバクラヴァ店が上陸し、一部ではジワジワと話題になっているようです。今後、流行スイーツとなるのか注目です!
他にも珍しいジュースや乳製品、米、粉、豆、惣菜売り場ではカレーやSUSHIまで売られていました。私は夢中で1時間は買い物を楽しんでいたでしょうか。お腹が空いたので惣菜のビリヤニ(インドの炊き込みご飯)もカゴに入れ、レジへ向かうと総額は1万円超え!
青パパイヤ、レモングラスなどの生鮮食品、骨付羊肉、冷凍食品のシシカバブ、バングラデシュのシンガラ(ジャガイモ入りの揚げ物)、タイの調味料などもお買い上げです。
爆買いしてご満悦の私の目にふと入ったのは、モスクの絵と注意書き。何かと尋ねると、スーパーの裏にお祈りの場所があるんだとか。1日に5回お祈りの時間があるイスラム教。厳密に5回やる人は少ないそうですが、時間が来るとスーパーの中でも始まってしまうため、場所を設けたのだとか。
そういえば、旅では空港の床や屋外などで突然、絨毯を敷いてお祈りを始める姿をたびたび見かけたものです。
支払いを終えた私に店長から、ギフト用の包装紙と、
「これ、持っていても何も効力がないんですが......(笑)」
と、子供用に作ったバザールの年間パスポートと大人用のブラックカードをいただきました。なんてお茶目な。これを持ってこの楽しい場所へまた来なければ!
ボンゴバザールは世界を旅した私にとって、夢の国のように楽しめた場所でした。東京から電車で1時間だし、特に珍しい景色でもないはずですが、青い空の眩しい昼下がりに異国を感じる場所へ遠出をし、小さな旅心をくすぐられました。また行こうっと。
■YouTube『旅人まりーしゃの世界飯 Traveler Marysha』でボンゴバザールで買ったものをゆるっとご紹介!
【https://youtu.be/D3WcljAIv8U】
●旅人マリーシャ(旅人まりーしゃ)
平川真梨子。旅のコラムニスト。バックパッカー歴12年、125ヵ国訪問。地球5周分くらいの旅。2014年より『旅人マリーシャの世界一周紀行』を連載。
Twitter【marysha98】
Instagram【marysha9898】
YouTube『旅人まりーしゃの世界飯 Traveler Marysha』
バーガーキングを運営するビーケージャパンホールディングス(東京都千代田区)は、2023年の最初の期間限定商品として、「チーズバーガー・ゲレンデ」3商品を1月27日に発売する。同社は新商品を「チーズバーガー界を見おろすデカさ」と表現しており、ボリューム感を訴求する。
「トリプルビーフ・ゲレンデ」は、直火焼きの100%ビーフパティ3枚に、オニオンと味のアクセントのピクルス、ゴーダチーズスライスを6枚重ねた。パルメザンチーズとカマンベールチーズを合わせたホワイトチーズソースで仕上げた。インパクトのある見た目とは裏腹に、マイルドで食べ飽きないおいしさを目指した。価格は単品1890円、セット2190円。
「チキン&ビーフ・ゲレンデ」には、直火焼きの100%ビーフパティに、約185g(油調前時点)の巨大鶏むね1枚肉を使用し、チキンパティを重ねたダブルミートパティを楽しめるようにした。贅沢に6枚重ねたゴーダチーズスライス、たっぷりのホワイトチーズソースとの相性を重視しており、ビーフとチキンを1度に楽しめるようにした。価格は単品1570円、セット1870円。
「ダブルチキン・ゲレンデ」には、巨大鶏むね1枚肉を使ったチキンパティを2枚使用。ゴーダチーズスライス6枚にたっぷりのホワイトチーズソースを使用した。価格は単品1570円、セット1870円。
いずれも期間・数量限定商品として販売する。