中国で集団発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、世界保健機関(WHO、スイス・ジュネーブ)は29日午後(日本時間30日未明)、この新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるか検討するため、専門家委員会による緊急会合を30日午後(日本時間同日夜)に開くと表明した。
WHOは29日午後に記者会見を開催。緊急会合を開く理由について、「中国国外での感染事例が増えていること」などを挙げた。テドロス・アダノム事務局長は「数はまだ比較的少ないが、感染がより広がる可能性がある」と発言。WHOの担当幹部は「全世界的な警戒態勢にある」と述べた。
専門家委員会は今月22、23日にも緊急会合を開いた。緊急事態宣言の判断は見送ったが、その後に中国国外での感染例の報告が相次いでいる。27日にはアダノム事務局長が中国入りし、習近平(シーチンピン)国家主席と面会したほか、中国当局と感染拡大の防止策などについて協議していた。(ローマ=河原田慎一)
朝日新聞社
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2020-01-29 17:30:50Z
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