「まきのねこバーガー」きょうから販売 老舗割烹が開発 石巻
顔が一つずつ異なる「まきのねこバーガー」 
まきのねこバーガーについて説明する阿部さん（右）石巻市中央２丁目の老舗割烹（かっぽう）「八幡家」が、バンズに猫の顔が描かれているハンバーガー「まきのねこバーガー」を１０日から販売する。猫の表情は一つ一つ異なり、味は３種類を用意した。猫好きや、猫の島で知られる田代島へ向かう訪日外国人旅行者（インバウンド）をターゲットに、１日限定２０食で提供する。
バーガーのパテは、シンプルな味付けに仕上げた「仙台牛１００％」、味のベースにすし酢を取り入れた「金華銀鮭のマリネ」、ベジタリアンや完全菜食主義（ヴィーガン）も食べられる「みやぎしろめ（大豆）」の３種類。
バンズは、同市前谷地の障害者就労継続支援事業所「パーラー山と田んぼ」の米粉パンを活用し、事業所の利用者たちがブラックココアの粉で一つ一つ猫の顔を手描きした。販売はテークアウトのみで、ポテトと猫の形のクッキーが付く。
バーガー開発は、八幡家の代表取締役阿部紀代子さん（５８）の「猫を活用した地域おこしをしたい」という発案をきっかけに、昨年６月に着手。同年秋のプレ販売を経て、本格販売にこぎ着けた。中央地区には、猫の島として知られる田代島へとつなぐ離島航路「網地島ライン」の石巻中央発着所があり、猫好きの人が来る機会は多い。
２月２２日に市かわまち交流センターで開かれた発表会には、関係者ら約３０人が出席。３種類のバーガーの試食があり、出席者たちが笑顔で味わった。
阿部さんは「割烹とハンバーガーは一見畑違いのようだが、料理の基本は同じ。まきのねこバーガーが、石巻に来る一つのきっかけになってくれたらうれしい」と話した。
価格は、仙台牛が１４００円、金華銀鮭が１１００円、みやぎしろめが１０００円（いずれも税込み）。販売時間は午前１１時半〜午後２時。土・日曜と祝日は、午前８時から。ゴールデンウイーク（ＧＷ）と８月は午前８時〜８時４５分、午前１１時半〜午後２時に販売する。予約がお勧め。
連絡先は八幡家０２２５（２２）０１３８。 http://www.i-yahataya.com/
2020年03月10日火曜日
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March 10, 2020 at 10:26AM
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