中東、地中海、バルカン地方、カフカス地方のほぼすべてのコミュニティが、バクラヴァを自分たちの伝統的なお菓子として紹介します。これらの地域が一時期オスマン領内にあったことを考えると、バクラヴァはオスマンのお菓子であると言えます。しかし、バクラヴァのルーツはもっとずっと昔にさかのぼります。
遊牧トルコ族が持ち運びできる鉄板の上でユフカ(小麦粉と水を混ぜ合わせた薄い生地)を調理してパンとして食べていたことがわかっています。今でもトルコの多くの地方で自家製パンとして鉄板の上でユフカを調理します。ユフカを基本食糧として使っていた遊牧トルコ族は、調理して一つ一つ開いたユフカの間にカイマク(クリーム状の乳製品)やハチミツなどの甘い食べ物も入れてお菓子を作っていました。こうしたお菓子が、バクラヴァのもとになったとされています。
2013年8月に欧州委員会もトルコのお菓子として登録したバクラヴァは、今では特にガジアンテプ地方のお菓子として知られています。
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September 14, 2020 at 04:10PM
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