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Sunday, January 31, 2021

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キングコング西野「吉本退社発表」前日、本誌記者に見せた“意味深な一礼”

 公開中の『映画 えんとつ町のプペル』(廣田裕介監督)を観に行くことを、ファンは「プペる」と言う。製作総指揮・原作・脚本を務めた西野亮廣(40)はこの日、まさに “プペる” ため、札幌での上映会に向かうところだった。

 西野の『プペル』にかける思いは、並々ならぬものがある。作品に批判的な動画を投稿した評論家・岡田斗司夫氏(62)に対し「雑すぎる」「評論に値しない」などと反論し、1月27日には、所属する吉本興業の映画PRへの姿勢を、自身のツイッターで批判。吉本を「退社する可能性」に言及した。

 本誌は退社発言の真相を聞くべく、1月29日の早朝、西野を直撃。ネットでの舌鋒の鋭さを見るにつけ、直撃取材などしたらどうなるか……とこわごわだったが、西野は丁寧に質問に応じた。

――吉本を辞めてしまうのですか?

「ははは。まあ、話し合いですね」

――いまは『プペル』の上映会や舞台挨拶で飛び回っている?

「はい。お客さんが入って嬉しいですが、このコロナ禍ですから、交流できるわけではないので。まあでも、劇場に足を運んでいただけるのは、嬉しいですね。本当はしゃべったり、(一緒に)写真を撮ったりしたいですけど」

 そう言うと、帽子を取って深く頭を下げ、タクシーに乗り込んだ。その物腰は柔らかく、意外に “いい人” 感。

 翌30日、吉本は西野との契約終了を正式に発表した。同日には東京都内、31日には大阪府内の映画館で “プペる” 西野の元に、報道陣が殺到。両日とも西野は、吉本興業との “決裂” を否定。「吉本興業には感謝しかないので、恩返しをしていく」と明かしていた。

 西野が本誌に見せた神対応や一礼には、退社の決意や感謝、そして「退社後もよろしくお願いします」という、“営業” メッセージが込められていたのかも。

(週刊FLASH 2021年2月16日号)

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