関西学院大神戸三田キャンパスの学生5人が経営する兵庫県三田市駅前町のハンバーガーショップ「ハンバーガーハウス アルト」が学生をはじめ、中高年のサラリーマン層にも客足を伸ばしている。「地元を学生の力で明るく盛り上げる」をコンセプトに6月末にオープンし、メンバーは「コロナに打ち勝とう」と意気込んでいる。
メンバーはいずれも総合政策学部3年で代表の井上一馬さん(20)、岩本尚樹さん(21)、松本健太郎さん(21)、二村汐音さん(21)、岡本翔大さん(21)の5人。三田キャンパスで出会った友人同士で、それぞれ別の居酒屋などでアルバイトをしていたが、新型コロナウイルスの影響で、アルバイト先が営業自粛を余儀なくされた。
CFで資金募る
メンバーは「学生時代に打ち込めるものを探そう」と、全員が好きだったハンバーガーに着目。「三田にはない本格的なハンバーガー店を自分たちで作ろう」と思い立ち、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を2月に開始。チラシや口コミなどで協力を呼びかけ、卒業生や賛同者らから約2カ月で約170万円を集めた。
4月からは三田駅前の居酒屋の空き店舗約80平方メートルを手作りで改装。店内の壁をペンキで塗り替え、カウンターやテーブル席など26席を配置し、星条旗を飾りアメリカ風の雰囲気を演出した。
食材はパン、野菜、肉など三田産にこだわった。メニューは女性に人気の「アボカドチーズバーガー」(1100円)や肉厚自慢の「アルトバーガー」(1400円)など、ハンバーガー14種類とトッピング7種類をそろえた。ポテトとソフトドリンクのセットメニューは300円、400円の2種類あり、関学大生に限らず、学生証を提示すれば100円引きの学割もある。
メンバーは大学を卒業後、別々の道に進む予定だが、井上さんは仕事として店を続けるつもりだ。井上さんは「周囲の支えがあってこそ、店を開くことができた。感謝の気持ちを忘れることなく、地域に刺激を与えられるような拠点にしたい」と夢を語る。
開店時間は午前11時~午後6時。火曜定休。(079・562・7505)。【関谷徳】
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