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Sunday, November 28, 2021

糸満市民のパワーフード!? 高タンパク、低カロリーな“シャークバーガー”【島ネタCHOSA班】 - 琉球新報デジタル

simpangsiuur.blogspot.com

糸満市にシャークバーガーが食べられる店があると聞いて、驚きました。気になっているので調査してください。

(那覇市 驚き桃の木山椒魚)



実は調査員、その店を知っていて以前からシャークバーガーを食べたいと思っていました! それでは張りきって、行ってきまーす‼


食べてもらうために


メガシャークバーガーセット(1000円)、単品は800円。ベーカリー「マルコポーロ」で特注したパンを使用


やって来ました糸満市糸満の「食工房まほろば」。ここに依頼主が気になっているというシャークバーガーがあります。念のためメニューを確認すると…。ただのシャークバーガーではなく、〝メガ〟シャークバーガーでした! 果たしてそのお味は? いったいどんな人が食べにくるのでしょう? さっそく、魚介類などの卸販売を手掛ける「Noah's Ark」の代表で、「まほろば」ではコーディネーターを務める関屋安莉さんにお話を伺いました。

「初めのころは男性が多かったんですが、最近は女性が多いです。〝メガ〟なので、大きくて『食べられない』という人でも、意外とペロッと食べちゃうんですよ。でも食べ終わったら、結構おなかいっぱいにはなっているみたい」と笑顔で話します。やはり、〝メガ〟ですもんね!

「普通じゃ面白くないから。どうせだったらインパクトあるほうがいいでしょ」と話すのは安莉さんの父・洋一さん。ちなみに同店は、洋一さんが代表を務める船舶関連の事業等を展開する「株式会社 助っ人SEKIMARIN(セキマリン)」の飲食部門だそうです。

「もともと糸満ではサメを食べる文化があったんですよ。でも今の人は調理の仕方も分からないので、食べてもらうためにどうしたらいいか考えて『シャークバーガー』を作りました」

洋一さんの父は漁師で、サバニに撥水加工を施すためサメの油を塗っていたそうです。洋一さんも子どものころは、その作業を手伝っていたといい「サメの油の臭いはいまでも覚えています。結構、臭くて吐きそうになるぐらいでした」と当時の思い出を話してくれました。

ヘルシーな食材


関屋安莉さん(右から2番目)とスタッフの皆さん


イカスミ汁や中味汁、キンメダイの頭など手軽に食べられる冷凍食品も販売中


バーガーに使うサメは「モウカザメ」や「イタチザメ」など。特に「イタチザメはすごくおいしい」と安莉さん。中には硬くて使えない種類もありますが、他のサメでもいろいろ試しているそうです。もちろん、調理の際には独自の調理法で臭みを取り除いているとのこと。

「県内でサメの駆除が行われていますが、以前は取ったら廃棄されていました。でも、それはもったいないし、おいしいサメの肉があるんだったら使えますよね」と洋一さん。実は、サメの革製品を手掛ける「cafooca(カフーカ)」の職人・金城立磨さんが「自分たちは皮しか使わないので、肉を使ってくれるんだったら助かります」といって港でさばいたサメの肉を時々、持ってきてくれるのだそう。お互いに必要な部分を分け合い有効活用しているんですね。と感心していると―。

ジャジャーン! 「メガシャークバーガー」の登場です。一番長い部分で20㌢ぐらいはありそうです。では、いただきます! パクッ。モグモグ…。ん? 普通の魚フライをパンに挟んで食べているみたい。なんですか、これ、おいしいじゃないですかぁ~。サメの肉だけでなく、パンもおいしい! しかも、サメは高タンパク、低カロリー、低脂肪。さらにコラーゲンも豊富ですって! 思わず、興奮する調査員。ペロッと平らげてしまいました。あ~、おなかいっぱい! 食べたことがない人は、ヘルシーなメガシャークバーガーをぜひ一度、試してみては?




食工房まほろば

糸満市糸満2228
電話:090-6859-7431
営業時間:ランチ10:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー(予約制)17:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:火曜


開放感あふれる「食工房まほろば」


(2021年11月25日 週刊レキオ掲載)




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