近江米にマダイを挟んだ「びわこバーガー」（大津市・滋賀県庁）
近江米に新鮮なマダイを挟んだ「びわこバーガー」を、大津市の水産仲卸会社が開発し、ＪＡ直売所で販売を始めた。店頭で売り切れる好評ぶりで、「若者向けの名産品にしたい」と意気込む。
同市瀬田大江町の西村食品。新型コロナウイルス禍で飲食店など同社の魚の卸先が減ったため、持ち帰り可能な商品としてバーガーを思いついた。
滋賀県産コシヒカリを琵琶湖の形に型抜きしてしょうゆ味に香ばしく焼き上げ、同社の養殖ブランド「山崎真鯛（まだい）」のフライとレタスを挟み込んだ。
試作品を１０、１１月に５０個ずつ、滋賀県守山市洲本町にあるＪＡの農産物直売所「おうみんち」に並べたところ、全て売り切れた。１２月も１１、１２日に同所で販売する。１個５００円。
田中一男社長（５１）は「湖国の魅力を視覚と味覚の両方で感じられる商品になった。今後は琵琶湖の魚も使っていきたい」と話す。西村食品０７７（５４３）８３８４。
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