原爆ドーム周辺を散歩していると、「ハンバーガー自動販売機」と書かれたのぼりが見えた。掲げていたのは日蓮宗本覚寺(広島市中区十日市町)。寺と洋風なハンバーガーのアンバランスさにひかれて境内に入ると、実際に自販機が確認できた。
ピザバーガーやお好み焼き風バーガーなどハンバーガーは6種類で、値段は300~350円。チーズバーガーを買うと冷蔵されており、電子レンジで温めてから食べるようだ。
住職の渡部公友さん(51)に聞くと、テレビで他の地域にハンバーガーの自販機が置かれているのを知り、「コロナ禍で世の中が停滞する中、明るい話題になりそう」と長野県の業者から購入。今年1月に設置したそうだ。
ハンバーガーには、お寺らしくテープでおみくじも貼られていた。中身を開けると「吉」。どうやら「凶」も交ざっているらしく、少しほっとした。
売り上げの一部は、寺で開いている子ども食堂の運営資金に充てているという。購入者だけでなく、地域の子どもらのおなかも満たせる取り組み。住職の発想に感銘を受けながら、帰ってチーズバーガーを頬張った。(岡大賀)
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