富山湾の宝石と言われるシロエビ。透明感のある淡いピンク色の身は、刺し身でも天ぷらでもおいしい。漁期は例年4~11月で、今がまさにシーズンだ。
主産地の富山市岩瀬地区はかつて北前船で栄えた。豪商の旧家を巡る町歩きを終え、路面電車の岩瀬浜駅近くのキッチン&カフェ・ガレガレに入ると、店長の佐伯玲奈さんが笑顔で迎えてくれた。
併設のガレージで青いランボルギーニを展示する。シロエビ漁師でもある店のオーナー網谷一吉さんの所有で、人気を集める。当然、店の名物もシロエビだ。たっぷりの刺し身を味わう白えび
材料のシロエビは網谷さんが漁で捕ってきて、独自の工夫で鮮度を保っている。かき揚げは注文を受けてから揚げており、バンズからあふれんばかりで今にも踊り出しそうだ。
「素材の味を生かすため特に手を加えず、殻ごと揚げています。豪快にかぶりつけば、シロエビの甘みと香ばしさが広がり、かめばかむほど絶品ですよ」と佐伯さん。揚げたタマネギと千切りキャベツも挟んであり、これにシーザードレッシングがベースの特製ソースが彩りを添えている。
「シロエビのおいしさをもっと多くの人に知ってほしい。まさに富山の宝物だと思います」と調理も担う佐伯さんは力を込める。
スイーツも店の自慢で、人気のシェークは、その名もランボルギーニ(770円)。展示車の色に合わせてブルーキュラソーを使っている。その青とバニラアイスや生クリームの白との取り合わせは、今時分の青空に映える残雪の立山連峰を見るようだ。バーガーとの相性も抜群で、合わせて注文する人も多いという。
※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。
国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。
富山市岩瀬天神町3
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