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Tuesday, July 19, 2022

プロ2シーズン目の常文恵、体重増やし「QTで頑張ってレギュラーツアーのシード取りたい」【ゴルフ】 - 中日新聞

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レギュラーツアー昇格を目指す常文恵

レギュラーツアー昇格を目指す常文恵

◇「羽ばたけ中部勢」

 必ずレギュラーツアーに返り咲いてみせる! 女子ゴルフで実質的にプロ2シーズン目の常文恵(23)=福地建設=はツアー優勝が当面の目標。下部ツアーのステップ・アップ・ツアーが主戦場となっている今季は、正確なショットを生かして奮闘中だ。

   ◇   ◇

 170センチ、52キロの常は、もう少し体重を増やしたいと思っている。「55キロまで増やしたいと思っているが、夏は体重が減る。去年も50・5~51キロくらいで疲れることが多かった」。アイスクリームなどの甘い物や焼き肉を食べても体重が増えないという。悩ましい。

 日本国籍を取得した中国・上海出身の両親と、生まれ故郷の富山県高岡市で2年間ほど過ごした。その後はニューヨークと上海を行ったり来たり。ゴルフと出会ったのはニューヨークに滞在していた8歳のときだった。両親とテニスを楽しむ予定が悪天候でプレーできず、同じ施設内のゴルフ練習場で球を打ったら楽しく、とりこになった。

 13歳で米フロリダ州にゴルフ留学し、2014年には全米女子パブリックリンクス選手権を史上2番目(当時)に若い15歳で優勝。学業成績も優秀で名門のスタンフォード大に進学するつもりだったが、いずれプロを目指すつもりなら学業との両立はどうかと考え、17歳の時に日本でプロになることを決めた。

 日本を選んだのは「住みやすいし、食べ物も好き」と環境を重視したから。18年の出場予選会(QT)で41位となり、19年は単年登録制度でツアーに参戦。同年11月のプロテストに合格した。

 ドライバーが得意で「曲がらない。飛距離は調子が良いと255ヤードくらい。ドライバーでバーディーチャンスを増やしたい」という。実質的にルーキーだった昨季の20―21年シーズンは出場試合が少なかったものの、レギュラーツアーのフェアウエーキープ率でランク9位に相当する76・3492をマークした。

 昨季は19試合の出場で賞金ランク110位にとどまり、今季はステップ・アップ・ツアーでプレー。6月下旬に行われたユピテル・静岡新聞SBSレディースではドライバーの調子がもうひとつで17位だった。現在はパッティング技術の向上に力を入れている。「3~5ヤード以内のレベルを上げてスコアを良くしたい」

 日本でのツアー優勝を目標に掲げている。「まずは今年のQTで頑張って、レギュラーツアーのシードを取りたい。そして早く1勝したい」と同学年で仲の良い吉本ここね、石井理緒らとともに将来のツアーを盛り上げる日を見据える。

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 ▼常文恵(つね・ふみえ) 1999年5月7日生まれ、富山県高岡市出身の23歳。170センチ、52キロ。日本国籍を取得した両親と日本、米国、中国で生活。8歳でゴルフを始め、13歳から米フロリダ州にゴルフ留学。2016年末から日本を拠点にプロを目指し、単年登録で出場した19年は賞金ランキング94位。同年のプロテストに合格し、統合された20―21年シーズンは同110位。今季はステップ・アップ・ツアーで同26位。好きな選手はネリー・コルダ(米国)。

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