日本において圧倒的な支持を集めるハンバーガーチェーンといえば、「マクドナルド」(以下、マック)を思い浮かべる人がほとんどだろう。1月時点でのマックの店舗数は2965店に対し、モスバーガーは1272店。圧倒的存在感を誇っている。
そんな“マック一強”と思われる日本において、昨今店舗数を増やし、インパクトのある商品・プロモーションを展開して注目を集めているのがバーガーキングだ。
「本物のハンバーガーを伝えることが私たちの役目」――ビーケージャパンホールディングスの野村一裕代表取締役社長に、好調の要因と今後の戦略を聞いた。
19年比で売り上げが30%以上成長 好調のバーガーキング
バーガーキングは1954年に設立した世界で2番目に大きなファストフードハンバーガーチェーンである。日本では、ビーケージャパンホールディングスが国内マーケティング、店舗運営、メニュー開発、販売戦略などの全権を担う。
同社は昨今全国への出店を急速に進めている。2019年から22年の3年間で新たに135店舗出店。具体的な売り上げは公表していないものの、「22年の売り上げは19年比で30%以上の成長率になっている」(野村氏)という。
バーガーは一般的なものと比較して約1.4倍の大きさで、バンズの直径は約13センチ。ビーフパティは約125グラムと食べ応え抜群だ。メインの客層は30代後半〜50代前半の男性だという。
最近は20〜30代女性利用者も増加している。客層拡大の背景にはバーガー、フレンチフライ、ドリンクをセットでお得に提供する「キングバリュー」の存在がある。一般的なバーガーと大体同じ大きさの「ワッパーJr.」などのセットを、500円、550円、600円で提供している。
「キングバリューシリーズは朝昼夜問わず、毎日変わらず提供しています。『常にお得』であることが評価されているようです」(野村氏)
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