「脂肪を燃焼させる食べ物」とは何か?
厳密に言えば、脂肪を燃焼させる食品など存在しません。カロリーゼロ食品も、マイナスカロリー食品も同様です。
食べ物はそれがいかなる物であれ、口に運べばカロリーとして加算されるもの。例えばセロリ。「消化に必要なエネルギー量」が「摂取カロリー量を上回る」という理由を掲げ、セロリを「マイナスカロリー食品」などと主張する人も少なくありません。
ですが、これはバカバカしいにもほどがあります。
また、「脂肪を燃焼させる食べ物」という表現を額面通りに受け取ってしまえば、「その特定の食品だけ摂ってさえいれば脂肪がどんどん燃焼していく」というようなイメージが湧(わ)くでしょう。これもまたしかり…。
仮にバターだけを摂取するとしたら、身体はバターに含まれる脂質だけを燃料として体内でエネルギーを燃やすことになります。従ってこの場合、(上述のものさしではかれば)バターがまさしく「脂肪を燃焼させる食べ物」と分類されることになるでしょう。バターと言えば、高カロリーで飽和脂肪酸も多く含んでいますので、この例え話を真に受けて「バターだけを食べればいいんだ」などと誤解しないようにしてください。体重が減るどころの話ではありませんので。
体脂肪(脂肪組織)を燃やすということの意味
━━ところで体脂肪(脂肪組織)を燃やすとなると、エネルギー収支をマイナスにして、エネルギー不足の状態をつくる必要があります。
食事摂取量を減らすことで、その状態にすることも可能でしょう。要するにどう考えたところで、何かを食べればエネルギーを摂取することになるのですから、紛らわしい表現には誤魔化されないようにしなければなりません。
「腹持ちのいい」食べ物を選ぶ
しかし、ここでひとつ覚えておきたいことがあります。満腹感が長持ちし、栄養価に優れ、他と比べて低カロリーな食品というのが確かに存在するということ…を。そのような「腹持ちのいい」食べ物を摂ることで、身体をエネルギー不足の状態に近づけることができれば、体脂肪を減らす効果も期待できるというもの。言ってみれば「脂肪を燃焼させる食べ物」と、理論上は言えないこともありません。“あくまで理論上の話”ですが。
さて、前置きをひと通り終えたところで、今度は「満腹感を得やすい」食品について考えてみたいと思います。そんな食品さえあれば、空腹を耐えて惨めな気持ちにならずに済むはずです。
からの記事と詳細 ( 体脂肪を減らすために食事に取り入れたい食べ物10選|メンズヘルス - Esquire(エスクァイア 日本版) )
https://ift.tt/8XEHAnN
No comments:
Post a Comment