福島県田村市船引町に米と発酵をテーマにしたカフェが10月25日、オープンした。神奈川県から移住した女性と福島県郡山市の女性が共同で経営し、「福島の米を多くの人に届けたい」と県産米を使った玄米コーヒー、ライスバーガーなどを販売している。
オープンした店名は「nda焙(んだばい)」。都内などでアジアンスイーツの店を経営していた篠崎加奈さん(49)と、郡山市の声楽家橋本妙子さん(58)が共同経営している。2人は昨年秋、米と発酵商品の企画販売会社を立ち上げ、甘酒や無農薬米などを販売してきた。消費者のより近くで商品を提供しようとカフェ運営に挑戦。田村市で物件を見つけ、改装するなどして開店にこぎ着けた。コーヒー豆はもちろん、米も焙煎(ばいせん)できる機械を導入した。
メニューは、お勧めの玄米コーヒーをはじめ、ライスバーガー、甘酒スカッシュ、甘酒スムージー、米粉フィナンシェなど。ランチも提供する。開店初日から大勢の市民らが訪れて次々と飲み物などを注文し、店内には香ばしい香りとコーヒーの湯気が広がった。篠崎さんと橋本さんは「おいしく体に良い食品を提供し、みんなを笑顔にしたい。県内の米文化や発酵文化をより多くの人に発信し、守っていければうれしい」と話している。
店舗の営業時間は当面、午前11時から午後4時まで。火曜と水曜は定休。今後はモーニングの提供、定休日を利用したみそや漬物作り教室の開催も計画している。住所は同市船引町船引舘柄33。問い合わせは同店へ。
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