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Thursday, March 28, 2024

メイポップ パン(天竜浜名湖鉄道都筑駅構内)の特色と歴史、読売新聞浜松支局長が取材 - 読売新聞オンライン

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 ミカンの生産で有名な浜松市浜名区三ヶ日町地区。その皮をエサに育てた三ヶ日牛を使ったご当地バーガーが人気だという。

 訪れたのは、第3セクター「天竜浜名湖鉄道」の ()(づき) 駅。赤瓦の小さな駅舎に入るパン屋「駅舎のパン屋 メイポップ」は1992年、別の場所から移転してオープンした。50種類ほどのパンが並ぶ地元の人気店だが、目玉の一つが「メイポップバーガー」(650円)だ。50円足すと、コーヒーとセットになるのがうれしい。

 ミカンの皮を飼料に混ぜて育てた牛の肉と豚肉を2対1の割合で合わせたパティに、ミカンのペーストを加えたトマトソースをたっぷりとかけ、食感にこだわった自家製バンズで挟んだ。食べ応えは十分。「牛肉のうまみを豚肉でまろやかにした。ソースの酸味も生かしています」と、店主の青野裕太さん(36)。

 1日20食限定なので、確実に食べるなら予約がおすすめだ。カウンター(5席)の窓の外はホームで、タイミングが合えば列車の発着を眺めて過ごせる。

 ただ、牛肉はミカンの味がするわけではない。JAみっかびに聞くと、飼料にミカンの皮を混ぜる理由は主に牛のビタミン補給と、廃棄物を飼料にし、さらに牛の (たい)() でミカンを育てるという循環型農業を目指すためだという。

 ちなみに、三ヶ日牛バーガーはおよそ10年前、地元の中学生の企画から生まれた。今では数店舗がそれぞれ自慢のバーガーを販売し、毎年秋には各店が集う「バーガーフェス」も開かれる。中学生の夢を後押しする取り組みに、ほっこりする。

 帰りは、JAの特産物直売所に寄り、「三ヶ日みかんのこだわりソフトクリーム」(405円)を購入。ミカンの果汁を練り込み、さらにミカンソースもかかる。さわやかな味が口いっぱいに広がった。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

 浜松市浜名区三ヶ日町都筑1743の5

 午前8時30分~午後6時

 月曜定休

 浜松市浜名区三ヶ日町三ヶ日885

 ソフトクリームの販売は午前9時~午後4時(土日祝は午後4時30分)

 水曜定休

 詳しくは ウェブサイト で。

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