ハンバーガーにおいしさの付加価値を増し、価格にも広がりを持たせる動きが加速している。
モスバーガーを展開するモスフードサービスが、27日から発売するのは、肉汁あふれる国産牛100%のパティを使用した新商品「ベーコンチーズバーガー」だ。
モスバーガーでは、レギュラー商品に加え、黒毛和牛を使った約800円の高級バーガーを販売してきたが、今回の新商品はちょっぴりお安い約700円。
商品と価格帯をグラデーション化することで、「ランチ」や「プチぜいたく」など、消費者の選択肢を増やしていきたい考え。
モスフードサービス・中村栄輔社長は、「商品の“グラデーション化”ということで、商品の幅を広げていく。そしてレギュラー価格帯であろうが、プレミア価格帯であろうが、その時のお客さまの選択肢を広げていく」と話す。
これまで手軽さが売りだったハンバーガーだが、高級路線を貫く海外発の“黒船バーガー”の登場などにより消費は二極化。多様化する消費者ニーズの取り込みを目指し、各社で、おいしさの追求とともに、価格帯に広がりを持たせる動きが加速している。
ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ ファーストキッチン」では、4月からパティや新鮮な野菜の上にローストビーフがたっぷり乗った高級バーガー「ローストビーフバーガー」の販売を開始する。価格は、ウェンディーズでは過去最高となる単品で2090円。
ぽん酢やわさびなど日本人にもなじみのある食材を使い、国内外の顧客の取り込みを目指す。
ウェンディーズ ファーストキッチン・紫関修社長は「単品で2000円を超える金額なので、皆さまの感覚からすると、ちょっと高いと思うかもしれないが、たまには高級・ボリューミー・バリューのあるバーガーを食べてみたいなというお客さまにぜひ食べてほしい」と語った。
からの記事と詳細 ( バーガー各社が多様化戦略 商品と価格を“グラデーション化”|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン )
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