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Thursday, August 20, 2020

人はなぜ「動物の血」を飲み食いするのか(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

「血を堪能するなんて吸血鬼かよ」とデリケートな胃の持ち主は思うかもしれない。けれども、中国ではコブラの鮮血が飲まれたり、ヨーロッパでは血のソーセージが好まれたりと、動物の血は世界中で人気なのだ。 【画像ギャラリー】距離が近すぎる! 20世紀のロンドン動物園を写真で巡る 血の飲み物や食べ物のレシピはアジアと西洋の両方の食文化にあり、どれも地域の伝統に深く根ざし、食通向けの珍味になったり、薬用として所望されたりしている。 たとえば、中国では鹿の血を飲むと長生きすると考えられている。 「私がまず思うのは、『血を摂取しない手はない』ってことですね」と言うのは、米国ミシガン大学のアジア言語・文化学科で中国学を教えるミランダ・ブラウンだ。 「もちろん、たとえばイスラム世界など、血を摂取しないところはあります。 ですが中国で伝統的に、使わない動物の部位があったかといえば思いつかないくらいです。動物を育てるのは高くついたので、少しも無駄にしたくなかったわけです」 人が動物の血でできたものを摂取するのは、タンパク質を摂ったり、健康を改善したり、特定の病を癒やしたりというだけの話ではなく、たんに美食的な満足、つまり格別に美味しいものを食べる快楽のためでもあるとブラウンは言う。 「人はその味が好きなんだと思います。美味しいですから。味と食感が大事です」

アジアで血の食べ物といえば?

たとえば、台湾の「豬血糕(豚の血ケーキ)」は夜市などで串刺しで出される定番の屋台フードだ。 豚の血で固められたもち米を蒸して、甘い醤油だれにつけて、ピーナッツ粉をまぶしたものだ。モチモチして歯ごたえもあり、とても甘い。サイコロ状に切って出されることもある。 中国で人気の血のごちそうといえば、広東の「豬血粥」だ。豚の血を豆腐状に固めた「血豆腐」がお粥に入っている。 凝固させたアヒルや鶏、または牛の血も麺や香草と一緒に使ったり、鍋に入れたりする。 中国の豚の血のソーセージ「血腸」は西洋の伝統に最も近い食べ物で、さまざまな香辛料で風味がつけらている。 蛇の血と胆汁とアルコールを混ぜた蛇酒もある。 韓国では、牛の血を凝固させたゼリーのような「ソンジ」を鍋に入れて食べる。 チベットでは凝固させたヤクの血が好まれる。 インドでは炒めた子羊の血が好まれる。 タイには血の料理がいくつかある。豚または牛の血が入ったスープの麺、豚の血豆腐のスープ、バナナの葉で包んで蒸した血入りちまき、水牛の生血に浸されたスパイシーなサラダなどだ。

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