家族と再会し抱き合う女性
ウクライナから避難する人が急増しています。すでに11万人以上の避難民を受け入れたポーランドの国境エリアの様子について中村航記者の報告です。
ウクライナと国境を接する町、メディカ。ゲートでは、多くの人たちがウクライナから避難してくる人たちを待っています。ウクライナから逃げてきた人たちは皆、スーツケースなどを片手に抱え、着の身着のまま逃げてきた様子がうかがえました。
ウクライナから到着した小さな子供が、待ち受けていた父親に駆け寄り、抱き合いました。国境の最前線では、家族と再会を果たし涙を流す姿が見られました。ここには支援物資が置いてあるポイントなどもあり、温かい飲み物や甘い物などをボランティアが配っています。
娘とようやく国境を越えたウクライナ人女性は「ここまで来られて安心した。食べ物をくれて気分が落ち着いた」と安堵の表情を浮かべました。
国境を越えてくる人の多くは女性や子供です。ウクライナは、侵攻が始まる直前の23日から予備役を招集し、18歳から60歳の男性は戦闘に参加する可能性があるため、国境を渡れずに家族と離れ離れというケースもあるといいます。
戦うためにウクライナに向かう男性も
ポーランドに住むウクライナ人男性
さらに今、逆にウクライナに向かうという男性も。声を詰まらせながら話してくれました。
「ポーランドにいて、何ができる? 自分たちの国なんだ。戦うためにウクライナに戻るんだ。家族や友人が殺されている。子供たちも。私たちを支援してくれ」(ポーランドに住むウクライナ人男性)
ウクライナの首都キエフからの直行電車も止まり、ポーランドのプシェミシル中央駅には簡易宿泊設備も設けられました。100万人のウクライナ人が住むとされるポーランドは、今後はウクライナからの負傷者を受け入れるための特別列車を運行するほか、負傷者7000人分の受け入れ態勢も整えています。
今やこの国境はただの国境ではなく、NATO加盟国と非加盟国の国境でもあります。戦闘状態が続く限りは、たくさんの人たちであふれた状態はしばらく続きそうです。
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