連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。
Beauty World地区のホーカーセンター(屋台が集まるフードコート)に、グルメバーガーを提供する屋台があるんだよと聞き、その「HAMBAOBAO」を訪れたのは5年前のこと。
たった5ドル(当時のレートでは約400円)で、厚みのあるジューシーなパティがはさまった本格派のバーガーがいただけ、初来訪にして虜に。
が、別れは突然やってきて、2019年11月、予告なしに閉店してしまったのでした。
そしてつい先日のこと。近所を散歩していると、竣工後、しばらく何のテナントも入っていなかったビルに、開店を祝う装花が並んでいるのが目に留まりました。なになに、ピザ屋さんに、ジュース屋さんに……、ん?
HAMBAOBAO!? これって、あのHAMBAOBAO??
調べてみると、わたしが愛したバーガー店が復活を果たしていたのでした。それも、屋台ではなく、エアコンの効いたビル内で、レストラン形式となって。
さっそくお邪魔してみると、懐かしのバーガー、THE CLASSIC BEEFがあるではないですか。
ふわふわバンズにはさまった、肉肉しいパティ。ホームメイドの酸味がきいたトマトソース。シャキシャキとした食感がいい、フレッシュなレタス。なんだかちょっと、前よりも洗練されたような?
値段は7.5ドル(約640円)へと値上がりしたものの、グルメバーガーを食べようとすると10ドル(約850円)超えは当たり前な昨今の状況下にあって、このお値段はコスパが高く、大満足。
クラフトビールのサーバーも備えられ、昼間はハッピーアワーで3ドル(約255円)オフと聞き、迷わずオーダーしました。バーガーを食べながら、昼間からビールだなんて、最高。
メニューには、グリルした分厚い白身魚(フライではありません!)をはさんだWHAT A FISH!のほか、鶏肉をブラックナッツと合わせて煮込んだご当地料理をはさんだバーガー・AYAM BUAH KELUAKなど変わり種もあり。
どうしてもスタンダードなビーフバーガーを選んでしまいがちなので、次回は何人かで訪れて、ほかのメニューをシェアして楽しみたいと思います。
HAMBAOBAO
11 Sam Leong Road, Singapore 207903
https://tableagent.com/singapore/hambaobao/
text:Ayako Tada
編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。結婚を機に2016年よりシンガポールに移住。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」やシンガポールのローカル誌などで活動中。
Instagram : @tadaayako
からの記事と詳細 ( 愛しのグルメバーガーが、装いも味もパワーアップして復活!【週末アジア:シンガポール編】 | コラム | カルチャー & ライフ - 株式会社三栄 )
https://ift.tt/I0rOjbo
No comments:
Post a Comment