いまや日本人にとって「人生100年」という言葉は身近なものになった。だが、いくら長生きをしても、深刻な病を患っていては人生を謳歌することができない。
前編記事『ちょっとの工夫で「健康寿命」を延ばす意外なコツ…「脳卒中・心筋梗塞・血管疾患」にはこう備えよ』では、いかに長い期間、元気な身体で過ごすための、20の項目をお伝えした。引き続き「健康寿命」を伸ばすための方法をお伝えする。
炭水化物は胃腸の大敵
いくら長生きできたとしても、自力で飲んで食べることを楽しめなければ、人生の醍醐味は失われてしまう。30年先も健康な胃腸でいられる健康法を紹介しよう。
「胃腸の健康には『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』という考えが重要だ」と語るのはたまプラーザ南口胃腸内科クリニック院長の平島徹朗氏だ。
「『飲酒をするな』とか『薄味のものだけ食べろ』ということではありません。ただ、浴びるように飲んだりキムチなど辛いものばかりを食べ続けたり、熱いお茶ばかり飲んだりすると、粘膜が荒れて胃炎になり、将来的な胃がんのリスクも高まる」
とりわけ、「胃腸の調子が悪い」と感じたときは、消化に負担がかかりやすい3つの「あ」を避けよう。甘いもの、味の濃いもの、そしてアルコールだ。
ちなみに、胃腸をもっとも疲弊させる食品はなにか。それは炭水化物だ。
「肉や魚などのたんぱく質が1時間ほどで消化できるのに対し、炭水化物は4時間以上かかる。胃腸の疲弊は大きい。風邪をひいたとき『消化にいいから』といってお粥やうどんを食べるのは、実は大きな間違いなのです。そういうときこそ、脂身の少ない肉や白身魚を食べたほうがいい」(平島氏)
昼間に食べる分にはいいが、夜はご飯の量をこれまでの半分にすると、消化の負担が軽減され、胃もたれを感じず快調に過ごすことができる。
ちなみに、専門家の多くがすすめるのが、朝起きたらコップ一杯の水を飲むことだ。
「水を飲むと血流が良くなり、胃の消化運動が促される。朝、起き抜けに一杯飲むといい。キンキンに冷やした水は体温を奪うので、常温もしくはちょっと冷たいぐらいが無難です」(平島氏)
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