糖質の補給に「和菓子が良い」という話を耳にしたことがあると思います。市販品でも「スポーツのためのようかん」が販売されていますね。今回は「糖質補給になぜ和菓子?」の疑問にお答えします。
和菓子といえば、主原料は
和菓子といえば、大福、まんじゅう、どら焼き、カステラ、ようかん、わらび餅…など日本に古くから伝わるお菓子が挙げられます。
そもそも和菓子は米、小麦、豆、砂糖などを主原料としています。和菓子の種類によっては、いも類、果実類、寒天、卵なども使われたりもします。栄養素に詳しい方ならすぐに気が付くと思いますが、多くはエネルギー源になる食材ですよね。さらに、卵以外は植物性食品なので、ほとんど脂質が入ってきません。
高糖質・低脂質、運動前の補食に
というわけで、和菓子は「高糖質・低脂質」な食べ物なのです。「高糖質・低脂質」ということは「素早くエネルギーに変わる糖質が多く、脂質が少ないため胃腸に負担をかけない」ので、運動前の補食として最適と言われるんですね。
また、甘いものは食べたいけれど体脂肪を増やしたくない選手、増量のためにエネルギーは取りたいけれど脂質は控えたい選手にも、和菓子はうってつけです。減量中であれば、量を決めることで脂質を控えたスイーツを食べることができます。「和菓子はアスリート向きの補食」だといえます。
そうは言っても、「和菓子は無理」という選手が結構いるのも事実です。ただ、苦手なイメージのほとんどは過去の記憶によるものです。
最近の市販の和菓子は甘さが抑えてあったり、食感が食べやすくなったり、と現代風に進化しているものも多いですし、自分の味覚も変わっているかもしれません。せっかく日本に住んでいるのですから、この機会に和菓子にチャレンジ! 補食のレパートリーが増えると、楽しみながら選ぶことができますよ。
暑い季節にぴったりな手作り和スイーツ
今回紹介するレシピは、つるんとした食感でこれからの暑い季節にぴったりな和スイーツ「キウイと白あんのミルキー水ようかん」です。水ようかんというと、小豆あんのイメージが強いと思いますが、このレシピでは白あんを使ってみました。
白あんは風味が違うので、普通のあんこが苦手な方でも食べられるという人も多くいます。また、キウイの酸味で後味がさっぱりし、甘さもほどよく抑えられます。
今回はスキムミルクを加えて、カルシウムを強化しながら脂質は増やさないようなレシピにしました(スキムミルクがない場合には、牛乳や水に置き換えてもおいしくいただけます)。エネルギー系ゼリーの味が苦手な選手の補食としても活用できます。冷やしてお召し上がりください。
鹿屋体育大学講師の長島未央子ら鹿児島が拠点の管理栄養士、公認スポーツ栄養士5人が中・高・大学生アスリートのパフォーマンス向上の秘訣を伝える。今村佳代子は鹿児島純心女子大学講師。川口郁子は高校で小児栄養の授業などを担当。田畑綾美、久永まゆみは時短レシピも紹介。鹿児島ならではの情報も。
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