レトロなハンバーガー自販機を事業展開する小林さん（左）と中山さん＝飯田市東中央通りで
レトロ自販機好きが高じて、自動車整備「ガレージいじりや」（飯田市上郷飯沼）の小林由季社長（３８）が始めたハンバーガーの自動販売機事業が好評で、全国展開している。四月に飯田市東中央通りでハンバーガーの生産工場を整備、八月からはパン店として販売する個人事業主も現れ、広がりを見せている。（石川才子）
冷蔵のハンバーガー自販機は二〇二〇年八月、レトロ自販機や卸す食品製造業者を守ろうと、小林さんが既存の自販機を改良してオリジナルラッピングを施し、自社前に設置したのが始まり。オーナーを募集し、現在は道の駅や会社の食堂など、山形から福岡まで十八カ所に設置されている。
手作りのハンバーガーは、味のまとまりやソースの位置など、おいしさを追求して開発される。当初は群馬県の業者が製造し、数が増えたため市内の業者に転換したが、さらなる需要に応えるため今年四月、生産する「いじりやフードサービス」を立ち上げ、五月下旬から出荷を始めた。
ハンバーガーの種類も徐々に増え、ベーコンマヨやカレーチーズなどパン類八種類と、ワッフルなど甘味類三種類。今後、新商品二種類を予定しており、小林社長は「冷凍出荷するため日持ちする。...
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