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Thursday, October 13, 2022

「美食の国」フランス 実はジャンクフード好き? | 現代フランス健康事情 | 竹内真里 - 毎日新聞

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 食欲の秋の到来だ。サンマ、栗ごはん、きのこ料理などがおいしい季節。フランスでは、10月10~16日は食について考える週間「La semaine du goût」で、各地で料理人が学校を訪れて食の大切さを教える出前授業が行われたり、市町村では料理やお菓子教室などの関連イベントが開かれたりする。「美食の国」とも呼ばれるフランスだが、その実態はどうなのか。

「食にこだわる」フランス人?

 フランス人の食事情はどのようなものだろうか。2014年から15年にかけて、約5800人(0~17歳は2698人、18~79歳は3157人)を対象にした国の調査では、成人は1日平均で飲食物2.9kg、2200kcalを摂取していることがわかった(0歳以下は同1.6kg、11~17歳は同2.2kg)。

 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によれば、1日に必要なカロリーは身体活動や年齢に応じて異なるが、身体活動のレベルが普通なら2100~2700kcalと推定している。フランス人は日本人よりすこし摂取カロリーは控えめのようだ。

 3大栄養素は、どの世代も炭水化物がおよそ50%、脂質約33%、たんぱく質15%ほど、その他2%となっている。

 食への強いこだわりがあって、できるだけ有機栽培の食材や、住んでいる地域の無農薬野菜や果物を購入するなど、口にするものに気を使う――。フランス人にそんなイメージを持つ日本人は少なくないと思うが、実態は…

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