「レコード需要が低下している」というのは、もはや過去の話。
昨今のレトロブームとシティポップの流行に伴って、音楽好きの間ではヴァイナルのニーズがじわじわと広がり始めている。
だからこそ、40年ぶりにあの“バーガー”が復刻するのには絶好のタイミングというわけ。
今年で60周年を迎える「オーディオテクニカ」より、伝説のポータブル機がアップデートされて帰ってきた。
© オーディオテクニカ/YouTube
これは、オーディオテクニカが1980年代に発売したポータブルレコードプレーヤー、その名も「サウンドバーガー」。
本体を上下に開き、レコードをパクッと挟んで再生するユニークな一台だ。
復刻モデルは、ライン出力に加え、便利なBluetooth接続機能を搭載。ワイヤレススピーカーやヘッドホンにつなげることで、屋外でも手軽にレコードを回す楽しみを味わうことができる。
33/45回転に対応し、充電もUSB-Cと現代的な一方、レトロな赤と黒のコントラストが楽しいデザインは、80年代の美学を感じさせる。
当時はソニーの「ウォークマン」が大ヒットしたこともあり、「外で音楽を聴く」というのはある種のトレンドだった。
その波に乗り、オーディオテクニカは新たなポータブル機としてバーガーを発売したのだけれど、LP盤は歩きながらは聴けないし、そもそも大きくて持ち運びが面倒だったため、あまり売れなかったのだそう。
でも、あまりにも便利が過ぎる現代において、「手間」というのはもはや“味”のうち。多少使い勝手が悪いくらいの方が、むしろレトロを感じられて楽しいでしょ?
当時を知る人にも、レトロ好きな若者にもウケそうな新生サウンドバーガーは、思惑通りの人気っぷりで、じつは11月7日の注文受付から一日も経たないうちに完売。
12月1日から再販する予定とのことなので、気になる人は公式サイトをチェックしてみて。
併せて、先日は伝説のレコードショップを復活させる動きも発表されていたので、これと一緒に名盤選びを楽しんでみてはいかが?
Top image: © 株式会社オーディオテクニカ
からの記事と詳細 ( 60周年を迎える「オーディオテクニカ」より、ポータブルレコードプレーヤー「サウンドバーガー」が40年ぶりに復刻!レトロながら、USB-CやBluetoothも搭載 - TABI LABO )
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