北欧デンマーク発の雑貨店であるフライング タイガー コペンハーゲンで、今売れ行き絶好調の商品がある。自宅でマグカップの絵付けができる「DIYペイントマグ」だ。さらに、自ら落書きしたグラスでお酒が飲める風変わりなカフェバーや、トッピングし放題のアイスクリーム店も人気沸騰。若者文化に詳しいアナリストの原田曜平氏が読み解く。
フライング タイガー コペンハーゲンで人気だった「DIYペイントマグ」。なぜ若者に人気を集めたのか？ （画像／フライング タイガー コペンハーゲン提供）
2023年秋から冬にかけ、フライング タイガー コペンハーゲンの店頭やEC（電子商取引）ストアである異変が起きた。筆と絵の具、柄なしの白色のマグカップがセットとなった「DIYペイントマグ」の売れ行きがうなぎ登りとなり、一躍人気商品となったのだ。カラフルな絵の具を使って自由に絵付けをした後、電子オーブンで約20分焼く。すると、描いた絵が焼き付けられ、オリジナルなマグカップが完成する仕組みだ。
ECストアでは、骸骨をかたどったフォルムが特徴のシュガースカル型、その後販売されたもみの木をイメージしたクリスマスツリー型の両商品が売り切れに。いくつかの店舗でも店頭から消え、現在は終売している。
若者に支持される3つの理由
世の中には洗練されていたり、かわいくデザインされていたりして、若い女性が好みそうなマグカップが山ほどある。それにもかかわらず、わざわざ自分が手を加えなければならないDIYペイントマグに支持が集まるのはなぜか。そこには、最新の若者事情に関係する3つの理由がある。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
からの記事と詳細 ( 「落書きできるバー」Z世代になぜ人気？ 「韓国バーガー」に大行列 - 日経クロストレンド )
https://ift.tt/i6qnAGy
No comments:
Post a Comment