日本マクドナルドは、スマートフォン(スマホ)で商品の注文から決済までできるサービス「モバイルオーダー」を開始した。注文は店舗外からも可能。会計もスマホで完結するので、ランチタイムなどの混雑時にレジに並ぶ時間の削減になる。店舗側もレジ対応が減るため、双方にメリットがあるサービスだ。記者も話題の新作「ごはんバーガー」を快適に食べるため、アプリを使ってレジ行列を回避できるかどうか試してみた。
使い方は簡単。まずはアプリを起動して商品を受け取る店舗を選択。朝マックかレギュラー、そしてメニューを選ぶ。記者は「バリューセット」の「ごはんベーコンレタス」をチョイスした。サイドメニューはポテトとコーラ。公式サイトでおススメされていた組み合わせだ。あらかじめ会員情報を入力しておくと流れがスムーズだろう。
会計は店舗に到着してから行う。アプリの「店舗に到着」ボタンをタッチして、店舗で食べるかテイクアウトするかを選ぶ。今回はテイクアウトを選択し、iOSなのでLINE Payで決済した。クレジットカードも選択可能だ。
すると、Mから始まる待ち番号が、アプリの画面と店内サイネージの「お待ち番号」に表示される。レジの行列に並んで注文するより断然早い。番号を呼ばれたら、カウンターでスマホに表示されている待ち番号を提示し、商品を受け取って完了した。
●懸念は店舗着からの待ち時間
基本的には並ぶ時間が短縮できて便利だが、商品の出来上がりを待つ時間が発生する、という点は少し気になった。アプリでは、事前に注文はできるものの、決済は店舗に到着してからしかできない。つまり、現状はユーザーが店舗に到着してからでないと調理は始まらない仕様になっている。
店舗に到着してから調理することで鮮度をアピールしているとも考えられるが、事前に決済して店舗への到着時間も選択できるようになれば、「店舗に商品をピックアップしに行くだけ」になり、よりスマートで便利なサービスになるように感じた。また、モバイルオーダーで店内で食べる場合は、席の確保も並行しなければならないので課題はある。
●日本マクドナルド初のこはんバーガーを実食
腰を落ち着けてから、日本マクドナルド史上初のごはんバーガーを実食してみた。ごはんベーコンレタスを持つと、バンズよりもわずかに質量を感じる。食べてみると、いつもよりしっかりとした歯ごたえ。スモーキーなベーコンや100%ビーフのパティなど、ごはんのおかずにもなる具材ばかりなので、相性はバッチリだ。ごはんバンズは焼きおにぎりに似た味わいだった。
一口味わってから余韻とともにコーラを飲むと、さらに味の変化が楽しめる。ポテトと一緒に食べても違和感はなく、オススメ通り美味しく食べることができた。期間中に3種類のごはんバーガーをコンプリートしようと思う。(BCN・南雲 亮平)
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