新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛の影響で、飲食店の約8割は売り上げが減少し、テイクアウトやデリバリーを始めたり強化したりした店も多い。しかし、こうした緊急対策も焼け石に水に終わる場合がほとんどだという。ところが、横須賀のある食堂ではコロナ対策で売り出したテイクアウト商品が当たり、店の売り上げが回復した。成功の秘密はどこにあるのか。店主に聞いた。
魚屋食堂「さがみ湾」は三浦半島の京急久里浜駅からバスで約10分、高台の静かな住宅街にある。飲食店としての立地は決してよくはないが、主人の寒河江進午(さがえ・しんご)さんは「地魚バーガーが連日飛ぶように売れて、てんてこ舞いですよ」と、今日も早朝から近くの下浦や三崎漁港をまわって地魚を仕入れる。
店はもともと魚屋で、寒河江さんは2代目。子供のころから魚に囲まれて育ち、おいしい魚を見分ける目利きでもある。といっても、高級魚には目もくれない。
「安くて、脂の乗った、旬の地魚に絞って買い付け、その日に調理しておいしい・安い・ボリュームたっぷりの料理を提供する」のがモットー。地元で愛されているだけではなく、週末には東京などからもわざわざ食べにくるグルメ客で行列ができるほどだ。
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May 17, 2020 at 09:30AM
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1個300円! 「地魚バーガー」ヒットでコロナ不況を吹き飛ばした食堂の実際の話 - ENCOUNT
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