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Thursday, October 8, 2020

トランプ氏、10日にも対外活動再開 主治医が見解 - 日本経済新聞

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7日、新型コロナの治療について話すトランプ米大統領=ホワイトハウス提供・ロイター

7日、新型コロナの治療について話すトランプ米大統領=ホワイトハウス提供・ロイター

【ワシントン=中村亮】新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が10日にも対外活動を再開する見通しとなった。主治医が8日付のメモで「(10日には)安全に公的活動に戻れるとみている」との見解を公表した。11月の大統領選に向けて選挙活動の早期復帰を目指すトランプ氏に追い風となる。

主治医はトランプ氏のコロナ治療を「8日に終了した」と説明した。5日の退院後の検査で「(トランプ氏の容体は)安定し、病状が進展している兆候はない」と指摘した。トランプ氏がコロナ検査で陽性となってから10日で10日間が経過すると指摘し、対外活動を再開できるとした。

米疾病対策センター(CDC)はコロナの症状がある場合に他人との接触を再開するには、自主隔離をしたうえで「発症から10日間の経過」を条件にあげている。主治医のメモは一般の基準に照らしても対外活動再開は妥当だとの見解を示したものだ。

トランプ氏は8日、2日連続で大統領執務室で公務をこなした。ホワイトハウスのアリサ・ファラー広報部長によると、議会関係者と電話し、コロナ対策の一環として航空会社への支援や国民への現金給付について議論した。

トランプ氏は8日、FOXニュースの電話インタビューに応じた。米メディアによると、12日に激戦の東部ペンシルベニア州を訪問する案が浮上している。退院後はツイッターに動画を投稿することが多く、メディアとの対面での取材を避けている。

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