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Friday, December 11, 2020

バーガーキングも“お肉じゃない肉”発売。「プラントベースワッパー」はイノベーションの味がする - Business Insider Japan

simpangsiuur.blogspot.com

店頭

12月11日、バーガーキングはプラントベースワッパーを発売した。

撮影:小林優多郎

ここのところ、「お肉じゃない肉」が身近になってきている。フレッシュネスバーガー焼肉ライクコメダ珈琲(KOMEDA is □)などなど、巷で「代替肉」を打ち出すメニューが増えているのだ。

バーガーキングを運営するビーケージャパンホールディングスは12月11日、100%植物性パティ(大豆由来)を使用した「プラントベースワッパー」を期間・数量限定で発売した。

価格は単品で590円、ドリンクとフレンチフライのセットで890円(いずれも税別)。バーガーキングの中ではそこまで割高感のない価格に抑えられているが、実際に「食べた満足感のある商品」なのか。実際に購入してみた。

今回は比較のため、「ワッパー」(単品490円税抜)と一緒に買ってみた。大きさはほとんど同じ。

包み紙比較

撮影:小林優多郎

プラントベースワッパーであることは包み紙のデザインからわかる。

プラントベースワッパー 包み紙

撮影:小林優多郎

包み紙を取ってみた。バンズも同じ。外観だけで見れば、どっちがプラントベースワッパーなのかわからない。

外観比較

写真左から、プラントベースワッパー、ワッパー。

撮影:小林優多郎

断面を比較してみると、ワッパーの方がマヨネーズが多そうだが、具材に大きな違いはない。パティも比較してみたら「違う」と分かるレベル。

断面比較

写真左から、プラントベースワッパー、ワッパー。

撮影:小林優多郎

実際に食べてみた。バーガーキングのワッパーは、やはり他の店のバーガーと比べて肉ならではの旨みを感じるボリューミーな印象。

ワッパー

ワッパー。

撮影:小林優多郎

対して、プラントベースワッパー。歯ごたえがしっかりあり、“おいしい”と感じるデキ。肉由来の旨みは感じられなかったが、炭火焼きの風味がワッパーより強く感じた。

プラントベースワッパー

プラントベースワッパー。

撮影:小林優多郎

バーガーキングが公開している「商品の栄養成分及びアレルゲン情報」によると、ワッパー1つあたり約676kcal、脂質41.1gで、プラントベースワッパーが約673kcal、脂質38.4gとあまり変わらない。

商品の栄養成分及びアレルゲン情報

編集部による赤枠付与およびトリミング済み。

出典:バーカーキング・ジャパン

個人的な感想で言えば、非常に満足感のある味だった。

「ビーフとほぼ同じ味」では決してないが、比較せず、包み紙を見せずに食べれば「なんかいつものワッパーと違うな」程度の違和感しか生まれないんじゃないだろうか。

「肉ならではの旨みを味わいたい」という欲求をプラントベースワッパーで満たすことは難しいだろうが、「おいしいバーガーを食べたい」というニーズには十分応えられる。

レシート

プラントベースワッパーの単品価格は590円。一方、ワッパーは単品価格490円(レシートの価格はセット時のもの)。

撮影:小林優多郎

また、代替肉(大豆ミートや植物肉とも言われる)の分野は開発・一般化が進行中の分野であるため、既存の肉と比べて少し割高なケースがある。実際、プラントベースワッパーとワッパーでは100円の差がある。とはいえ、100円程度の違いであれば、物珍しさもあって「ちょっと試してみよう」と思えるレベルだと思う。

環境保全や菜食主義など個人の食生活の多様性が求められる昨今。ファストフードにも、こうした“手軽に食べられる”商品が増えてくることには、フードテックの隆盛とともに、時代と流行の変化を感じさせられる。

(文、撮影・小林優多郎

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