砂糖・糖分の摂取量や頻度に気を付けているは約半数――そんな結果が、インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)の「砂糖・糖分」に関する調査で分かった。同調査は今回で4回目。 【糖分控えめを選ぶ食品ランキング】 甘いものが好きか聞いたところ、「好き」と答えた人は57.5%、「やや好き」は27.4%で、合わせて約8割が好きであると答えた。また女性で比率が高い結果となった。 自宅で使う砂糖、甘味料は何か尋ねた。1位は上白糖で54.9%、次いでハチミツが33.9%、三温糖が24.0%、グラニュー糖が20.9%だった。三温糖とハチミツは女性高年代層で比率が高く、きび砂糖やてんさい糖も女性で高い傾向だった。 砂糖・糖分に関する考え方を聞くと、「糖分をとりすぎると生活習慣病になりやすい」「糖分をとりすぎると太る」が各6割強、「糖分は脳の働きに必要」「糖分をとりすぎると虫歯になりやすい」「糖分は疲労回復に役立つ」が4~5割となった。 「糖分をとりすぎると生活習慣病になりやすい」「糖分は疲労回復に役立つ」は高年代層で多く、「糖分をとりすぎると虫歯になりやすい」は女性若年層で比率が高かった。 砂糖・糖分の摂取量や頻度について気を付けている人は約55%だった。具体的に気を付けていることは、「糖分控えめ、微糖、低糖、無糖などの商品を選ぶ」が42.1%、「砂糖・糖分が多い食べ物・飲み物を控える」「料理や飲み物に入れる砂糖・糖分の量を控える」が各20%台だった。 糖分控えめを選ぶことが多い商品は何か聞いた。食べ物ではヨーグルトが33.8%、チョコレート類が21.3%、ケーキが17.5%で、過去調査と比べチョコレート類が増加傾向という結果に。ヨーグルトは、女性50~60代で高かった。 飲み物ではコーヒー飲料が59.4%、炭酸飲料が26.7%、紅茶飲料が21.7%だった。
糖分控えめの商品を選ぶ理由は?
糖分控えめの商品を選ぶ理由を尋ねた。「健康維持、病気予防のため」が糖分控えめ商品利用者の66.2%、「太らないようにする・ダイエットのため」が51.6%、「糖尿病などの病気のため」「甘さ控えめの方がおいしい」が各3割弱だった。「美容のため」「太らないようにする・ダイエットのため」は女性若年層、「市販の製品が甘すぎる」「甘さ控えめの方がおいしい」は女性高年代層で比率が高かった。 ここ5年間で、砂糖・糖分の摂取量が増えたかの問いに、最も多かったのは「変わらない」で68.4%。「減った」は合わせて19.1%、「増えた」は12.0%で、女性若年層で高い傾向が見られた。 砂糖・糖分摂取量が増えた理由を聞いたところ、「コロナ禍のストレス」「テレワークでつい家でお菓子を食べてしまう」「ステイホームで暇だから」などの声が多かった。 今回の調査は 、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネットで実施した。期間は21年8月1~5日、有効回答数は1万230人。
ITmedia ビジネスオンライン
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