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Thursday, March 17, 2022

がんすバーガー…広島方言で「~でございます」という丁寧な言葉 - ヨミドクター

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 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、広島県発祥の料理「がんす」をアレンジした「がんすバーガー」のご紹介です。

聞き慣れない言葉である「がんす」。がんすとは、白身魚のすり身をパン粉でまぶして揚げたものです。広島で生まれたがんすの由来は、「~でございます」という丁寧な言葉を方言で話すと「~でがんす」という言葉になります。丁寧な思いやりの言葉、なじみのある言葉をもった商品にしたいという願いから、がんすと名付けられたと言われています。

 広島県の学校給食でも登場するがんすは、子どもたちにも大人気。県内には専門店もあるそうです。

 実は私が給食コンテストに出場した時のライバルに広島県代表の方がいて、このがんすで戦ったのです。試食をさせていただいた時に、あまりのおいしさに感動したのを覚えています。

 さて、そんながんすに含まれている白身魚は、高たんぱく質なうえに低脂肪。味がさっぱりとしているので、練り製品などで使用されています。ソースやバターなどの強めの味付けとの相性もよいです。骨が除去されている白身魚や、ミンチになっている白身魚は手に入りにくいので、今回ははんぺんとちくわで代用しています。機会があれば、白身魚だけのミンチでやってみるとよいですね。簡単アレンジのおいしいがんすバーガーを味わいましょう。

[作り方]

(1) はんぺん、ちくわ、ネギ、ニンジンを2~3cm程度の大きさに切り、(A)の調味料と一緒にミキサーに入れて、みじん切りにする(ペースト状になる)。

(2) まな板にラップを敷いて、全面に薄力粉(分量外)の打ち粉をふっておく。(1)の生地をミキサーから取り出して、均一の厚さになるように、正方形に広げていく、上から衣用の薄力粉をる。

(3) 4等分、溶き卵を塗っていく。生地はヘラでひっくり返して、反対側にも溶き卵を塗る。パン粉をたっぷりとかけ、再度ヘラでひっくり返してパン粉をつける。

(4) 油を180度に加熱。ヘラで1個ずつすくって油に入れていく。片面90秒ずつきつね色になるまで揚げる。

(5) バーガーパンに(4)とスライスしたトマトとカットしたレタスと一緒に挟んでソースをかけて完成。

(レシピ作成 栄養士 松丸奨)

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