パクチー大好き人間のことを「パクチニスト」と呼ぶ。以前「パクチーだから “パクチスト” の方が正しいですよ」と言われたことがあるが、そんなの関係ねえ! そもそも造語なんだから響き重視!! 俺は最後の1人になっても「パクチニスト」って言い続けるぞ!
それはさておき、今回は全パクチニストに知って欲しい『パクチーチキンバーガー』についてお知らせする。おそらくではあるが、このパクチーバーガーを食べて「ちょっとイマイチかな~」と感じるパクチニストはこの世にいないハズだ。
・フレッシュネスの新作
2023年6月7日から「フレッシュネスバーガー」で発売されているパクチーチキンバーガー。ちょうど1年前の2022年に発売されたパクチーバーガーは「想定の3倍売れた」という、フレッシュネスバーガーの大ヒットメニューである。
パクチニストたちはおわかりかと思うが、世の中の「パクチー○○」は意外とパクパクしていないものの方が多い。特に数年前にパクチーブームが起きた際は「これ絶対パクチー好きじゃないヤツが考えただろ」という商品も少なくなかった。
パクチーは強烈な食材であるが、ただ量を入れればいいというワケではない。「料理として美味しいことは大前提」で、それでいて「パクチーを存分に感じられること」が必要なのだ。“ほんのりパクチー” など誰も求めてはいない。
・マイナスが見当たらない
そういう意味でフレッシュネスバーガーの「パクチーチキンバーガー」は、ちょっとマイナスポイントが見当たらなかった。詳細については後述するが、ある意味で “究極のパクチーバーガー” と申し上げていいのではなかろうか?
さて、今年のパクチーバーガーは「パクチーチキンバーガー トムヤムクン」と「パクチーチキンバーガー グリーンカレー」の2種類がラインナップ。価格はどちらも590円で、パクチー3倍が690円となっている。
もちろん注文したのはパクチー3倍の方。フレッシュネスバーガーは「パクチーをたくさん入れただけのおふざけバーガーではございません」と発表しているが、食べた後は「確かに……!」と納得するしかなかった。
で、まずはどちらもパクチーがモリモリ! テンコ盛り!! というか、飛び出しとるやんッ!! この時点で掴みはOK! 大量のパクチーを見てテンションが上がらないパクチニストはこの世にいないハズだ。
・絶妙な設計
肝心のお味はというと、それぞれ「トムヤムクン」と「グリーンカレー」であるが、どちらもなかなかの辛さであることは共通している。ただしギンギンの辛さということではなく、後口がすっきり系の辛さであることが特徴的だ。
そして何よりパクチーが引き立つよう、ソースと具が設計されているところが素晴らしい! ソースは辛いがジューシーなチキンの旨味がそれを補っているから問題なし!! 序盤も後味もしっかりパクチーが活かされている。
さらにトムヤムクンならヤングコーンと玉ねぎ、グリーンカレーならトマトと揚げなすが、複雑な食感と旨味を加えていた。チキンもクリスピーな食感で、気付けばパクチーがどこからともなく攻めてくる。こ、これは……!
全体として文句なしにパクパクしているし、純粋にハンバーガーとしてもかなりウマい。1度食べれば「パクチーをたくさん入れただけのおふざけバーガー」ではないとお分かりになることだろう。日本全国のパクチニストに自信を持ってオススメできる。
もしあなたが1流のパクチニストだとして「そんなに~?」と思ったら、ぜひ1度パクチーバーガーを食べてみて欲しい。個人店ならばわからないが、チェーン店におけるパクチー料理としてフレッシュネスのパクチーチキンバーガーは、今のところ「最高峰」と申し上げていいだろう。
参考リンク:フレッシュネスバーガー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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